産業医としてビジネスの現場を見てきて20年近くが経ちました。
この20年で、企業やはたらく人を取り巻く課題は大きく変わったと感じます。
現代は、社会経済環境の複雑性が増し、「未曾有の」と呼ばれるような想定外の出来事や災害が頻繁に起こり、将来の予測が難しい「VUCAの時代」とも呼ばれます。
※VUCA:Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の4つの単語の頭文字をとった造語
「これをやっておけば大丈夫」という正解がない時代なのです。

正解がない時代とも言われるVUCAの時代に企業として存続していくためには、メンバーの発想・創意あふれるアイデアやオリジナリティなどがエネルギーの源になります。
一人ひとりのはたらく人がリラックスして、伸び伸びと自分らしくあるとき、イノベーティブなアイデアが生まれるものですが、そのベースには組織の「心理的安全性」が必要不可欠です。
また、「人生100年時代」とも呼ばれるようになり、企業の終身雇用が事実上維持されなくなっている環境において、一人ひとりのはたらく人には、キャリアを中心とした自分の人生を主体的に創造していくことが求められるようになっています。
特に日本においては「私とは一体どういう人間なのか」と自分に意識を向けるような機会がほとんどなく、他者との比較や他者からの評価を通して、自分という人間について相対的なセルフイメージを持つようになります。
「これが私」「私の好きなこと嫌いなこと」「自分が本当に望んでいること」などを明確に把握している人は多くはないように感じます。
私たちは驚くほどに自分のことが分かっていないものです。
はたらく人の話を聞いていると、
- 「今の仕事が自分に合っていないような気がする」
- 「努力して会社のポジションを上げたのに、いまいち満足感がない」
- 「一生、今の仕事を続けていくイメージが持てない」
のような悩みは珍しくありませんが、「これが私」ということが分からないのですから、このような悩みが生まれるのも無理のないことでしょう。
人生100年時代、少しでも自分に合った仕事、好きな仕事をしながら、しなやかにはたらき方を選んでいくためには「自己受容」と「自己理解」が必要不可欠です。
ヒューマンハピネスは「はたらく人にこころの学びを」をテーマに、 組織に対しては、こころの学びを通して、そこではたらく人たちが「心理的安全性」を感じられるような組織づくりをサポートします。
ひとりひとりのはたらく人に対しては、こころの学びを通して、「自己受容」「自己理解」できるようにサポートします。

● 会社概要
- ヒューマンハピネス株式会社(Human Happiness Inc.)
- 設立:2011年2月25日 ・資本金:300万円
- 本社所在地:千葉県市川市
- 代表取締役:上谷 実礼
● 事業
- 労働安全衛生管理業務
- 労働安全衛生に関するコンサルティング事業
- セミナー、イベントの開催
- 個人カウンセリング
- 医師及び保健師の有料紹介業
- 労働安全衛生及び健康増進全般に関する講演、執筆